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エアコンDIY設置のチェックポイント

1.なぜエアコン取付けをDIYか

なんでエアコンを自分で付ける事になったのか。2017年8月7日にエアコンが壊れました。繁忙期ですから取り付け工事は混んでて間に合わない上に、取り付け費用が8万から場合によっては18万と言われました。本体価格に迫る高さです。
ネットを見ると
真空引きしないで施工していく場合があるらしいとか。
室内機、室外機共に自分の思った場所にイメージ通り取り付けてもらえない。とか不満が残る設置になることもあります。
まあ、業者さんにとっては季節家電は台数こなしてなんぼですから。
実際、本家のエアコンを交換していった某家電量販店の専属設置業者さんの設置を見てみると、なんでこの位置に室外機?人が通る(犬走)のに最も邪魔な高さに設置してありました。

もちろんきちんとしたプロ気質の業者さんも沢山おられて短時間で理想的な施工を無駄無くやっていかれる業者さんもいます。でもハズレ業者さんだと耐久消費財だけに少なくとも10年程度は我慢しなくちゃいけないんです。DIY好きな方であれば多少時間がかかってもベストな工事ができます。取り付け費用は無料?ですね。
安全に気をつけてゆとりを持って作業できれば楽しいものです。この記事では特に真空引き作業などは「YouTube」で山のように情報がありますのであえて説明しません。
YouTubeへのリンクを張らせていただきます。
エアコンの取付け方
移設や廃棄などの場合は下記も参考になります。
ポンプダウンを素人が自分で安全にやる方法
ただこれらの作業をどんな道具を使ってどんなことに気をつけてやっていけばよいのかと言う資料があんまり無くて困った経緯がありました。
下の画像は自分で設置した2台です。その時の準備や失敗例などを書いていきます。

2.エアコン取付けDIYの前にチェックする事柄

エアコンを自分でつける際に確認しておかなければならない事柄として

1.工事に必要な専用工具や機器がそろっているか
2.新規に取り付けるエアコンの使用電源が既設のコンセントと合っているか
3.換気機能・湿度調整機能などの追加機能を持ったエアコンかどうか
4.自宅が寒冷地、豪雪地域かどうか
5.室外機の設置場所は壁付けか床付けか
6.高所作業を伴うかどうか
7.冷媒抜けなどのトラブルで、冷媒充填作業があるかどうか

大体の確認項目は以上の7項目です。
詳細について下記で説明していきましょう。

1.エアコン取付けDIYに必要な道具を選ぶ
1.ゲージ・マニホルドセット 「ゲージ・マニホルド」とは何かというと、エアコンの真空引きや・ガス充填時に使用する。ホースとメーター・ガスコックが一緒になったものです。 購入するうえで一番失敗するのがこれではないでしょうか。(私も失敗しちゃいました(;^_^A) 何を失敗するかと言うと 使用する冷媒ガスと種類の違う、セットを買ってしまう! と言う失敗。今DIY志願の皆さんのお手元に届くルームエアコンのほとんど100%に使用されている冷媒ガスは「R32」です。その「R32」が使用されているエアコンの「室外機」のコック(三方弁)のねじと、私の様に失敗購入した「...

2.DIY取付けエアコンのコンセントが既設のコンセントと合っているか
1.エアコンの電源コンセントは結構いろいろ 新規に購入したエアコンが100Vの場合でもエアコン専用に配線されているケースが多いので下画像の様にコンセントの形状が異なる場合がある事を承知していなければなりません。別形状のコンセントに変更する際は電気工事屋さんに変更してもらう必要があります。一番問題になるのが既設のエアコンが100V仕様だったのを200Vタイプに変更するケースです。基本的にそんなケースはこれも電気工事屋さんにお願いするしかありません。(最悪の場合人が死んだり、家が燃えたりすることがあるため) A.家に200Vが給電されていない場合 1.電力会...

3.換気機能・加湿機能などの追加機能を持ったエアコンかどうか
1.換気機能・湿度調整機能などが有ると無いとで何が違う 昔と違って今では単に冷暖房機能だけでなく、クリーニング機能・換気機能・加湿機能など便利な追加機能を持ったエアコンが多いです。以前ついていたエアコンを交換する場合でもペアコイル(冷媒配管2本)とドレン配管+室外機用VVF電源線さえ壁の穴50mm程度を通ればよかったのが、便利機能が増えた分、壁穴を通すパイプ本数が増えてしまい既存の穴を通せなくなる事があったり。外に設置していたホースカバーを大きい物や仕様の異なるものに変更しなければならなかったりしますので注意しましょう。 2.DIY交換第1弾での例 (換...

4.自宅が寒冷地、豪雪地域かどうか
1.寒冷地仕様のエアコンは何が違うのか 私の地域は石川県ですが寒冷地で豪雪地域に区別されるのではないかと思います。と言っても最近は昔ほど降らなくなりましたが....。エアコン取付DIYで機種を選定する場合全部ではありませんが、「寒冷地仕様」と言うのが選択肢として存在する機種があります。ではどんな点が「寒冷地で無い仕様」と違っているのか調べてみました。メーカーによって「寒冷地仕様」が無い物があるくらいですから。どうも「寒冷地仕様」の規定のようなものは無いようです。メーカーによっていろいろうたい文句はあるようですが、主な特徴は下の2項目です。 1.室外機に雪...

5.室外機設置場所は壁付けか床付けか
1.エアコン室外機の取り付け場所はどこがいい 室外機設置場所について大きく分けると 1.モルタル壁などに架台アングルを取り付けてそこに載せるいわゆる壁付け方法2.地面に直接、樹脂製のエアコン架台架台に載せてる方法3.金属製のやぐら状のエアコン室外ユニット用据付架台に載せる方法 等がありますが、それぞれ一長一短がありますので参考にしてください。結論から申しますと可能であれば「3」がベストだと思います。 2.壁付け方式の特徴 壁付け方式 長所1.壁付けのためよほどの場合を除いて庭木、積雪、家の周りを囲う外溝フェンスなどを避けて設置する事が出来ます。2.エアコ...

6.高所作業を伴うかどうか
1.高所作業は十分な対策が必要 高所にエアコンをDIY設置したいとお考えの方は十分な安全対策行って作業する必要があります。私は出来ればDIYをあきらめて業者さんにお願いする事をお勧めします。落下転倒事故になれば、エアコン本体は元より、何よりも大切な自分の体が壊れてしまいます。プロの業者さんにお願いすると、5千~3万円の「高所作業費」を請求されるのが一般的ですが、当然の対価だと思います。場合によっては高所作業車を使ったり、鉄パイプで足場を組んだり、シザーズリフト(高所作業台)を使ったりといろんなケースがありますので、マンションの3階建て以上については、まず...

※エアコン関連の資料
資料1.エアコンで使用されている冷媒の種類 JRAIA日本冷凍空調工業会のページから引用させて頂きました。私なりにまとめてみました。エアコンで使用されている冷媒(ガス)の種類・冷媒番号は CFC (かなり古い)オゾン層の破壊程度が高い化合物。1995年末に生産中止R11,R12,R113,R114,R115,R13,R500,R501,R502,R503,R505,R506 HCFC (そこそこ古い)オゾン層の破壊程度が比較的小さい化合物。1996年から生産規制。2020年全廃を目標R123,R124,R22,R401A,R402A,R403A,R405...