電力会社を変えて得した話

1.何で電力会社を変えたか

うちの電力契約は40Aで特に問題なく使用していたのですが、車を日産リーフに変えてから車の充電時間中に特に夏場と冬場に頻繁にブレーカーが落ちる様になってしまいました。そう長い時間高電流で充電するわけではありませんが、エアコン、食洗器、全自動洗濯機などの運転とリーフの充電ピークが重なると結構頻繁に落ちます。
一旦落ちると、テレビにの外付けハードディスクの電源、ユニットバス内の換気乾燥機・時計など復旧しなければならないとか、結構面倒なんです。
日産リーフの充電時のピークは1~2時間程度ではありますが、一気に30A程度(200V換算だと15A)使用します。併せてエアコンの電力消費とも結構関係があると思います。
これではでいつブレーカーが落ちるかヒヤヒヤしながら生活しなくてはなりません。で、この際60A契約に変更しようと言う事になりました。
参考までに、下に我が家の電力使用量のグラフ(ループ電気のサイトより)を載せておきます。縦軸が電力量、横軸が時間です。各折れ線グラフは1週間分のデータを色分けしてあります。(1日1色)24時間で電力量がどのように変化したかを示しています。1週間に3回充電しましたので、大きく3つのピークが見て取れます。

 うちの電力使用量の変化

2.当時の電力契約は

こちらの地域では「北陸電力」と契約して利用しているのが一般的です。

その当時の電力契約は

うちの電力消費量は大体1000Kw~1500Kw/月ですので700Kw~1200Kwの分は23.02円/Kw払っていた訳です。

この契約を60A(従量電灯B)契約に変更すると。

基本料金だけの計算では年間5702.4円の支出増となります。一回家族で外食する程度の額ではありますが....。

3.電力会社の変更

もともと「北陸電力」は日本一電気料金が安い事で有名ですが。使えば使うほど電気代が割高になる料金体系なんです。
ある日、ふとWebを見ていると「ループ電気」の広告が出ていましたので、クリックしてよくよく調べると
おうちプラン」の料金体系では
では60A契約の「基本料金」月額1425.6円がずっと0円

気に入らなければ何時でも違約金無しで解約できます。
人によると、「ようできた話やなぁー」と言ってしまいそうな位衝撃をうけました。
ちょっとオーバーか?

4.ここが肝心60A契約変更の手順

ループのWebサイトでは「小さい但し書き」でピンとこない方が居ると思いますので説明しておきますが。
注意してほしい点が「おうちプラン」の料金体系では、

ですので、以前の40A契約のまま「ループ電気」に移行してしまうと、後から無駄な手間とコストがかかりますので要注意です!
そのために!!

手順1.
月末(できれば検針日前)に電力会社に電話して60A契約に変更する旨連絡する。
(60A契約の「基本料金」月額1425.6円は最低1回は支払わなければならないです)
手順2.
2-3日して「ループ電気」のおうちプランに契約する。(電力元売りには同社が対応してくれる)
手順3.
後から係員が来て、家の配電盤の大きなブレーカーが無くなって電流無制限のユニットに変わって、給電引き込み部のメーターが「スマートメーター」なる、ネット遠隔計量可能なものに取り換えられます。
手順4.
次の月からは「ループ電気」の60A料金体系で運用される。(但し手続きのタイミングでズレる事もある)
※60A契約でも電気を使い過ぎた場合、「スマートメーター」内のブレーカーが落ちます。(1分ほど待たされますが自動復旧します)
※「スマートメーター」までのメンテナンスや非常時対応については、今までと同じく
「電力会社(うちの場合は北陸電力)」が対応してくれます。

 配電盤のブレーカーが変わる

 給電引込み部はスマートメーターに

5.一年あまり使ってみた結果はGoodです

ループ電気にして1年以上になりますが....。

下のグラフはループ電気のサイトで「節電額チェッカー」に切り替えた時の表示です。以前の電力会社契約と比較してどれだけ節約できたかを示しています。
右の表は各月の請求明細です。以前の電力会社の請求では月に4.6万円と言う月もありましたから21円(税込)/kWhの効果も相当出ているように思います。

 節電額チェッカーのグラフ

 各月の電力使用料

6.何で電気料金を安くできるのか

何で安くできるのかを考えてみましたが、典型的なパターンがありました。
格安スマホSIMです。
ビッグ〇ーブやラク〇ンモバイルなどと契約するとSIM自体はNT〇Do〇omoのSIMが送られてきて本丸のNT〇Do〇omoと比べて安くて得ですよねぇ、
通信インフラ全般の中継局の敷設や交換機のメンテナンスなどは必要ありません。それと同じで、「Loop電気」は発電施設を構築したり送電線の鉄塔を立てたり、そもそも電気を作る工程が無いのでそれらの経費は掛かりません。料金徴収業務や付帯のサービス業務を代行して行う事で電力元売りのしがらみも無くなって効率的な経営で値引き率等も思い切って下げる事が出来るのではないか。と言うのが私の推測です。
なお、契約の際の支払いはカード払いだけですから、カードを持っていない人は作る必要があります。
あとネット上での記事で、「キャッシュバックできるloop電気」などでトラブルが散見されます。できれば尾ひれがつかない形でloopと直接契約するのが間違いないと思います。

その後

2022年6月 現在新規契約を停止中のようです。