- 1.ゲージ・マニホルドセット
- 誤購入のゲージ・マニホルドセットねじ口径が全て1/4
- 買うならポンプ付きだしこれかな
- 1-2.失敗購入した時の対応策
- a.異形アダプタ ✖
- 異形アダプタ
- b.アクセスコントロールバルブ 〇
- 動作がON-OFF
- ムシを押さえる原理
- c.ボールバルブ 買うならこれ ◎
- 流量微調整可能
- ムシ押さえあり
- 2.真空ポンプ
- 吸引口2個
- 1/4フレア
- 5/16フレア
- 3.トルクレンチ
- 室外機のポート
- 17m(T17)/22m(T40)
- 17m(T17)/22m(T40)/26m(T54)
- 4.六角レンチ
- 色々ありますが
- 入らない六角レンチ
- ソケット式タイプ
- made in japanのEIGHT製
- 5.パイプカッター
- 6.フレアー工具
- 7.計量はかり
- 8.工具一式レンタルを使う手もある
1.ゲージ・マニホルドセット

購入するうえで一番失敗するのがこれではないでしょうか。
(私も失敗しちゃいました(;^_^A)
何を失敗するかと言うと
と言う失敗。
今DIY志願の皆さんのお手元に届くルームエアコンのほとんど100%に使用されている冷媒ガスは「R32」です。
その「R32」が使用されているエアコンの「室外機」のコック(三方弁)のねじと、私の様に失敗購入した「ゲージ・マニホルド」の接続部分のねじ径が約1mm違っていて接続できないんです。
当然真空引き出来ません。
なんです。(ねじ規格はかなり奥が深いので立ち入らない方がいいです)
ですから「ゲージ・マニホルド」を購入する際は

間違いなく「R32」に対応している事を確認して購入してください。
誤購入のゲージ・マニホルドセットねじ口径が全て1/4

1-2.失敗購入した時の対応策
下記のような変換アダプタをカマせば良いのですがまたぞろ購入して失敗するアイテムもありますので、併せてご紹介します。
a.異形アダプタ ✖
異形アダプタ

b.アクセスコントロールバルブ 〇
動作がON-OFF

ムシを押さえる原理

c.ボールバルブ 買うならこれ ◎
流量微調整可能

ムシ押さえあり

2.真空ポンプ
お金にゆとりがあってコンパクトにスマートにという方はゲージを直付けしたりする時に縦付け横付けが選べるのでいいかもしれません。
吸引口2個

1/4フレア

5/16フレア

3.トルクレンチ
そのためにこれを使って誰がやっても一定の締め付けができる様に考えられたものですが、エアコン用はコンパクトなせいかどれもお高いです。あまりにも高価なので1度は一式レンタルにしたほどです。
このトルクレンチを使って実際どの部分を締め付けるかと言うと。下画像の「A」と「B」がフレアナットと呼ばれるナットです。室内配管と気密性を保って接続されなければならないので、この二つのナットは是非指定範囲内のトルクで締め付けてください。
(6.3Kw以上の高出力エアコンで「B」は26のレンチで50~55Nmで締め付け)
実際締め付けてみると、私の場合締め付ける手がプルプル震えるくらい強い締め具合です。
C~Eの弁ぶたキャップは17のレンチに合うものは14~17Nm、22のレンチにに合うものは21~27Nmで締め付けるのが作法ですが、「緩まないようにきつく締める」と言う程度でOKです。
あと、
フレア配管と受け側のテーパー部は一直線になるように配置してから締め付けるようにしましょう。
また、
フレア配管のテーパー部に漏れ止め剤を塗る方もおられるようですが、それがネジ部に着いてしまうと締め付けトルク値に誤差(滑りやすくなってしまう)が出てしまいますので注意します。
室外機のポート

17m(T17)/22m(T40)
4.六角レンチ
色々ありますが

入らない六角レンチ

ソケット式タイプ

made in japanのEIGHT製

5.パイプカッター

6.フレアー工具

7.計量はかり
ここで問題になるのがデジタルはかりの「オートパワーオフ機能」

結構な時間をかけてチャージしている最中に「計量はかり」の電源が落ちると何グラム充填したか判らなくなってしまうんです。
ですから「オートパワーオフ機能」を「オフ」に出来る「計量はかり」が必要です。旅行カバンの重量を測る小型のデジタルはかり「オートパワーオフ機能付き」を使って冷媒チャージをやってみました(充填前の冷媒ボンベの重量を計測しておき、時々はかりの電源を入れ再計測する)が、面倒で不正確で自信が持てない感じになってしまいました。
ACアダプタ接続(携帯の充電器OK)なら「オートパワーオフ機能」を「オフ」に出来るはかりを見つけましたのでご紹介しておきます。
8.工具一式レンタルを使う手もある
私の場合、品物を借りてという感覚と返送の手間や時間に迫られて作業するのがどうも性に合わなかったので結局一式そろえてしまいました。複数台日数をかけて取り付けたり、移設・廃棄DIYの予定があれば自分でそろえた方が良いと思います。ただトルクレンチだけは無駄にお高いですよねぇ、プロの方はトルクレンチを持っていても特段使わず、感覚で締め付け作業している方もいる様です。締め付け時のプルプル感覚を体験してしまえば無くてもいいような感じもします。